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2012年11月15日木曜日

Optimus G LGL21 レビュー(2)

前回は物理的な使い勝手を中心にレビューしましたが、今回は主にソフトウェア的な面からレビューしていきたいと思います。


【タッチキー】全ての操作の中心となる「バックキー」「ホームキー」「メニューキー」はGALAXY NEXUSのような画面内オンスクリーンキーではなく、画面外のタッチキーになっています。個人的には力を入れないと押せない物理キーよりは軽く触れるだけで操作出来るタッチキーは好みな仕様です。また、最近ではオンスクリーンキーの機種が増えてきてメニューキーが省かれることが増えてきていますが、使用頻度が高いメニューキーが標準であるのも嬉しい仕様です。特に画面上部にメニューボタンがあるアプリなどは、この機種のような大型ディスプレイ搭載機だと押しにくいので必須だと思います。ちなみに、タスク画面はホームキーを長押しすることで呼び出せます。なお、これらのタッチキーは操作しないと1.5秒ほどでライトが消えてしまい、どこを押して良いか分かり辛くなります。なので、「設定」→「表示」→「フロントキー証明」→「フロントキー点灯時間」で「常にON」にしておくことをお勧めします。多少、バッテリー持ちに影響するかもしれませんが、誤差の範囲だと思うので快適性を重視した方が良いと思います。

201 フロントキー設定

【画面の明るさ】今まで使ってきたほとんどの機種の画面の明るさは10~30%くらいに設定してきましたが、この機種だと48%が自分にとって丁度良い明るさでした。なお、動画を見ると暗く感じますが、全体の明るさと動画の明るさは別設定なので、個別に設定すれば明るく見られます


【通知バー】ほとんどの機種と同様で通知エリアから下にスライドする方法です。ただ、この機種は大きいので片手でスライドするにはホールドし直さないと出来ません。なので、ELUGA power L-07DやNOVA Luncher(有料版)のようにどこからでも下にスライドするだけで通知バーが下りて来るような心遣いが欲しいと思いました。その通知バーの中身ですが、設定のショートカットコマンド(クイック設定)を自由にカスタマイズすることが出来ます。デフォルトのままだと項目が多過ぎて使い辛いので、自分好みに設定出来るのは嬉しい仕様です。

202 クイック設定

【LED通知】電話やメールなどが来ているか確認するのにLED通知で確認することが多いと思いますが、この機種にも備わっています。ただ、電話、SMS、Gmailなど全て青色で色分けで確認することが出来ません。また、常に光っているわけではなく約1分に1回しか光らない上、10分ほど経つと全く光らなくなってしまいます。なので、LED通知だけで電話やメールが来ているか判断するのは非常に難しいです。これもカスタマイズ出来るのではないかと探してみましたが特にそのような項目はありませんでした。海外ではあまり重要視されていない機能ということを聞いたことがあるので、おまけ程度の扱いなのかもしれません。

【カメラ】背面カメラは約1300万画素です。が、画質についてどうこう言えるほど肥えた目を持っているわけではないので、あれこれ語るのは省略します。個人的には凄いキレイに撮れるなとは思いました。週末に遠出する予定なので、そこで撮影した写真を今後掲載する予定なので、それで判断して下さい。カメラの機能に関しての売りは、声でシャッターが切れる「ボイスシャッター」と、シャッターを押した瞬間から1秒前に遡れる「タイムキャッチショット」です。両機能ともデフォルトではオフになっています。ボイスシャッターは「チーズ」「スマイル」「ウィスキー」「LG」と喋ると自動的にシャッターが切れる機能です。韓国版では「キムチ」と言ってもシャッターが切れるという情報を耳にしたので、日本版では省かれたのかと思いましたが、日本版でも「キムチ」を認識しました。と言っても、「チーズ」くらいしか使わないと思いますが。タイムキャッチショットはこの機能をオンにするとパノラマ撮影やHDRで撮ることが出来なくなります。ボイスシャッターは常にオンにしていても大丈夫だと思いますが、タイムキャッチショットは必要な時に使うのが良いと思います。


【ワンセグ】手持ちのAQUOS PHONE ZETA SH-09Dと受信感度を比べてみましたが、ZETAに比べて半分くらいの感度でした。以前持っていたGALAXY Note SC-05Dの受信感度も悪かったので、海外メーカーにとってワンセグの受信感度は苦手分野のようです。あくまで緊急時のおまけという感覚くらいに思っていた方が良いと思います。
(2012/11/18 追記)アンテナを伸ばすタイプだったようで、アンテナを伸ばしたらSH-09D並に普通に受信しました。ちゃんと確認出来ておらず申し訳ありませんでした。


【Qメモ】ただのメモアプリと思いきや全然違いました。具体的には、WEBを見ていて気になったことをメモる時に、普通ならメモアプリに切り替えてメモりますが、Qメモなら通知バーを下ろしてQメモアプリを起動してオーバーレイ機能でWEBを見ながらメモれます。また、そのメモを表示させたまま違うアプリを立ち上げたり、メモを保存したり出来るのでかなり作り込まれていると思いました。


【クアッドコア制御】「設定」→「クアッドコア制御」にEcoモードというのがあります。説明によると普段は1~4コアで動いていますが、Ecoモードにすると1~2コアで動いてバッテリーを長持ちさせるようです。正直、自分の使用状況ではEcoモードでも違いが分かりませんでした。なのでベンチマークソフトを使って比較しました。ちなみにベンチマークにはあまり興味がない(実際の使用感を重視)ので、確かにEcoモードだと処理能力が下がっているなとしか分からないのですが、見る人が見れば分かると思うのでベンチマークの結果のスクリーンショットを掲載します。

204 ベンチマーク比較

【バッテリー】この機種のバッテリーは2210mAhで、かなりの容量が積まれています。大容量な半面、4.7インチIPS液晶、クアッドコア、2GB RAM、LTEとかなり電池を食うスペックなので、実際のところどうかなと思いましたが、個人的には普通に持つなという印象でした。下のスクリーンショットはとある日曜日のバッテリー推移です。日付が変わった頃にフル充電になり、朝9:30に家を出ました。最初にガクッと落ちているところは電車の中でLTEのスピード計測をしていたためです。時間にして20分ほどでしょうか。その後12時過ぎまで移動せず何も触っていなかったので平坦になっています。その後は移動して、たまにネットして、電車に乗って家に着いたのが14:30ごろでした。あとは家でWi-Fi下に置かれている状況でした。最終的に22時の時点で71%なので、もっとアクティブに使ったとしても1日は十分持つと思われます

205 バッテリー

以上、主にソフトウェア的な面からのレビューでした。次回はネットワーク関連をレビューしたいと思います。

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