今回はネットワーク関連をレビューしたいと思います。LTE 4Gについて各社の違いを詳しく語りだすと長くなるし、難しい話が多くなるのでここでは割愛します。少なくても現状でエリアの広さとスピードのバランスが一番良いのはau(Android)だと思います(au iPhone5は周波数が違うので別物)。
自分は神奈川県の東海道線沿線に住んでいます。今まではdocomoのXiを利用していましたが、LTEが入らないところが結構ありました。電車に乗っていても3GとLTEが入り乱れていました。しかし、auはずっとLTEで繋がっていました。しかも、docomoの場合はLTE圏内でも1Mbpsしか出ないところも多くてイライラしていました。対してauは最低でも5Mbps以上、平均8~10Mbps、出るときは20Mbps近く出るので快適そのものです。唯一不安だったのはauの3Gは最高9.2Mbpsなので、LTEが入らないエリアはかなり遅くなりそうだと思いましたが、docomoの3Gより速かったので安心でした。もちろん、これらはあくまで現状の自分の生活圏での話なので、他の人も同じとは限りません。あくまで参考程度にとどめておいて下さい。
上記のスクリーンショットは同時刻、同場所でのau 3G、au LTE、docomo XiのSPEEDTESTの結果です。思った以上にau 3Gの速度が出ていて驚きでした。ただ、下りのスピードの差はあまりありませんでしたが、上りのスピードとPINGは違いが出ています。
上記はSPEEDTESTと同じ時刻、同じ場所でRBB TODAY SPEED TESTで計測した結果です。SPEEDTESTでは下りの速度であまり違いが出ませんでしたが、RBBではかなり違った結果になりました。ちなみに、au LTEの電波は1~2本、au 3Gは4本、docomo Xiは0~1本でした。docomo Xiは1本だとほとんど速度は出ませんが、au LTEだと本当に1本なのかと疑うほどのスピードで驚きでした。他で計測しても1~3本が多くて、4本になることは稀でした。なので、電波が1本しかないと不安になりますがスピードは十分出ているので、そこまで気にする必要はないと思います。
上記はかなりのスピードが出たときにとっておいたスクリーンショットです。家のケーブルテレビより速かったです。なお、11月2日一斉発売の中でこの機種だけOptimized Handover(LTEから3Gに一瞬で切り替える技術)に対応していませんが、そもそもLTE圏外になる事がほとんどなかったので、対応していなくても困ることはありませんでした。
以上、ネットワーク関連のレビューでした。
総合的な評価ですが、「4.7インチIPS液晶というキレイな画面」「クアッドコアと2GB RAMでスムーズな処理」「十分なバッテリー」「高品質なネットワーク」とスマホの重要なツボはほとんど抑えています。一方、気になったのは「大きいが故の持ちにくさ」と「あまり光らないLED通知」「ワンセグの感度」(2012/11/18 修正:ワンセグはアンテナを伸ばせば普通に受信します)でした。なので、手が大きい人や、基本的に両手でスマホを扱う人、横向きで動画を良く見る人にお勧めします。
以上でOptimus G LGL21の基本的なレビューを終えます。次回はカメラで撮影した写真をアップロードしたいところですが、返却日の都合もありますので間に合ったら掲載したいと思います。